Q 初めての面接試験、あがってしまい、失敗しちゃいました。本命の会社ということもあり、緊張しまくり。自分の意見がまとめられず、入社したい気持ちが伝えられないまま終わってしまいました。自宅に帰って大泣き。気を取り直さなくちゃと思っているのですが…。(21歳、女性、東京都)
自分らしさ出せば道開ける
A 初めての面接なら、あがらない方が不思議。失敗も当然ですよ。
最初の入社試験で合格、などという人がいたとすれば、何とつまらないことでしょう。内定をとることだけが就活の目的ではないからです。
ハードなプロセスを通して自己を見つめ、社会を見る目を鍛えさせてくれるのが就活の財産です。その意味では、人生や社会勉強の場であり、自立した大人になるための過程でもあるのです。
「もう、前髪たらすのも、就活ネクタイもやめました」
最近、A君はこう語りました。自分らしさを押し殺してまで、会社にこびる面接はもう嫌だというわけです。Bさんは、すでに複数の内定をもらっていますが、とくに合格を意識した面接対応をしたのではなく、自分の夢を素直に語っただけといいます。希望の業界にほぼ内定したC君もストレートに“自分”を出したらいい結果になったそうです。
3人に共通するのは、いわゆる“面接テク”ではなく、肩ひじ張らないで、自分の生き方を表現している点です。それが面接官の求める人材と一致。結果が後からついてきたようです。
確かに就活は大変。正解も偏差値もなく、正答を自らまとめなければならないからです。
でも、会社に自分らしい生き方、働き方を自然体でアピールできた時、あなたの進路は必ず開けますよ。
教育評論家 尾木 直樹さん
法政大学キャリアデザイン学部教授。中高22年間の教員経験を生かし、調査研究、全国での講演活動等に取り組む。著書多数。